小学校で習うことが多かった訓令式(昭和29年の告示の第1表)とちがう字だけです。ほかの字(ka・sa・na・ma など)は変わりません。
| かな | 前の訓令式 | 新しいつづり |
|---|---|---|
| し | si | shi |
| ち | ti | chi |
| つ | tu | tsu |
| ふ | hu | fu |
| じ | zi | ji |
| ぢ | zi | ji |
| かな | 前の訓令式 | 新しいつづり |
|---|---|---|
| しゃ・しゅ・しょ | sya・syu・syo | sha・shu・sho |
| ちゃ・ちゅ・ちょ | tya・tyu・tyo | cha・chu・cho |
| じゃ・じゅ・じょ | zya・zyu・zyo | ja・ju・jo |
| ぢゃ・ぢゅ・ぢょ | zya・zyu・zyo | ja・ju・jo |
| かな | 前の訓令式 | 新しいつづり |
|---|---|---|
| を | o | o |
| づ | zu | zu |
| ん | n | n |
「ぢ」と「じ」、「づ」と「ず」、「を」と「お」は同じ発音として、同じつづりで書きます。キーボードで打つときだけ、を=wo・ぢ=di・づ=du です。
母音字の上に「¯」をつけます(必要なときは「^」でもよい):kāsan・Tōhoku。しるしを使わないときは、かなと同じように母音字をならべて書いてもよくなりました:kaasan・Touhoku・ookami(おおかみ)。「いい」と「えい」と書くことばは、ならべて書くのが一般的です:shiitake・tokeidai・Heisei。
いつも n です:shinbun(新聞)・kanpai(乾杯)。ヘボン式の一部で使われてきた、b・m・p の前の m(Shimbashi・tempura)は採用されていません。
次の子音字を重ねます:zasshi(雑誌)・teppan(鉄板)。ch の前は c を重ねます:nicchoku(日直)・maccha(抹茶)。t を使う書き方(matcha)は採用されていません。
音の切れ目を示すときに使います:tan'i(単位)・ton'ya(問屋)。のばす音でないことを示すときにも使えます:ko'uta(小唄)。
いくつかの語でできたことばを分けて書くときは「-」を使えます:Tanaka-san・Kutani-yaki。人の名前・地名などは語頭を大文字に。文で書くときは、助詞の「は」「へ」「を」を wa・e・o と書きます。
変わりません。文化庁のQ&Aでは、ローマ字入力は「ローマ字のつづり方」とは別のもので、入力の方法に変更を求めるものではないとされています。si でも shi でも「し」と入力できます。「を」は wo、「ぢ」は di、「づ」は du、「ん」は nn と打つと確実です。
まなびのもりのローマ字タイピングは、お手本を新しいつづり(shi)か前の訓令式(si)からえらべて、どちらで打っても入ります。
なくなるわけではありません。告示は、法令・公用文書・新聞・雑誌・放送など「一般の社会生活」のよりどころで、専門分野や個人の書き物(手紙・日記・メモなど)にまで及ぼすものではないとされています。訓令式は五十音の規則性がわかりやすいつづりとして評価されてきたこともあり、告示には新しいつづりと前のつづりを見くらべる「対照表」もついています。
Q. ローマ字のつづり方は、いつ、どう変わりましたか?
A. 2025年12月22日に「ローマ字のつづり方」(令和7年内閣告示第4号)が出され、昭和29年の告示は廃止されました。前は表が2つ(第1表=訓令式、第2表=ヘボン式など)ありましたが、表が1つになり、し shi・ち chi・つ tsu・ふ fu・じ ji・しゃ sha・ちゃ cha・じゃ ja など、ヘボン式がもとのつづりになりました。
Q. のばす音はどう書きますか?
A. 母音字の上に「¯」をつけて書きます(Tōhoku・kāsan。必要なときは「^」でもよい)。しるしを使わないときは、かなと同じように母音字をならべて書いてもよくなりました(Touhoku・kaasan)。「いい」と、「えい」と書くことば(しいたけ・とけい・へいせい)は、ならべて書く(shiitake・tokei・Heisei)のが一般的です。
Q. 「ん」や「っ」の書き方は変わりましたか?
A. 「ん」はいつも n です(shinbun・kanpai)。b・m・p の前で m にする書き方(Shimbashi・tempura)は採用されていません。「っ」は次の子音字を重ねます。ch の前は c を重ねます(nicchoku・maccha)。
Q. 子どもは訓令式とヘボン式、どちらを覚えればいいですか?
A. これからの基本は新しい告示の本表のつづり(shi・chi・tsu など)です。教科書の検定基準も、2025年12月22日から新しい告示の本表と添え書きによることになりました。ただ、すでにある教材やおうちの方が習った書き方には訓令式(si・ti・tu)もあるので、読めるようにしておくと安心です。学校での教え方は、教科書と先生の指導に合わせてください。
Q. パソコンやタブレットのローマ字入力は変わりますか?
A. 変わりません。文化庁のQ&Aでも、ローマ字入力の方法に変更を求めるものではないとされています。si でも shi でも「し」と入力できます。「を」は wo、「ぢ」は di、「づ」は du と打ちます。
Q. 駅名やパスポート、子どもの名前のローマ字も変えないといけませんか?
A. すぐに変える必要はありません。告示は、各分野で使われている表記(Tokyo・judo・Shimbashi など)に直ちに変更を求めるものではないとしています。パスポートなどは、それぞれのきまりがあります。人の名前や団体名は、本人や当事者の意思を尊重することになっています。
Q. 訓令式はもう使わないのですか?
A. なくなるわけではありません。告示は法令・公用文書・新聞・放送などの一般の社会生活のよりどころで、専門分野や個人の書き物にまで及ぼすものではないとされています。告示には、新しいつづりと訓令式などを見くらべる対照表もついています。
このページは上の資料を読んでまなびのもりがまとめたもので、文化庁・文部科学省が作ったものではありません。正式な内容は資料の本文をご確認ください。確認日 2026-10-23。広告は掲載しません。