中学受験の教材の作り方と品質
まなびのもりの中学受験の教材を、どのように作り、どこまで確かめているかをお伝えします。まだできていないことも、そのまま書きます。
まだできていないこと
- まだ専門の先生による内容の確認(答えの正しさ・学年に合うか・用語・実際の入試とのずれ など)
- まだ子どもによる試用(実際に解いてもらい、むずかしさや分かりやすさを確かめること)
- まだiPhone・Android の実機での確認(パソコンの中のブラウザでの自動テストはしています)
専門の先生による確認と子どもによる試用がまだであることは、各教材の画面(「この教材に入っているもの」)にも書いています。この教材は、合格や成績を約束するものではありません。確認テストの「80%以上」などは、アプリの中の学習のめやすです。
作り方(公開までの順番)
- AIが、共通の基準にそって作る
学ぶ流れ(レッスン → 練習 → 確認テスト → 後日の確認)・問題の種類と数・3段階のヒント・解説に「なぜその解き方か」を書く、などを決めた指示書にそって、AI(Claude)が説明・図・問題・解説を作ります。
- 別のAIが、問題文から解きなおして点検する
作った担当とは別のAIが、問題文から解きなおしたり、年号・人物・制度・統計を資料で確かめなおしたりして、見つかったまちがいを直します。これまでに直したものの例:答えが2つ以上ありえる問い、等分しても正解になってしまう問題、図と文のずれ、記述の採点例の点数、古くなった統計の数。
これはAIによる点検で、専門家の確認ではありません。
- 数の答えを、機械で検算する
数で答える答え3,250か所(2,313問)には、画面に出す答えとは別に、検算の値を持たせています。教材を組み立てるたびに、プログラムが検算の値を計算し、答えと一致するかを確かめます。
そのうち2,263か所は、問題文の数から書いた式(たとえば「180−42−68」)を計算しなおしたものです。のこりの987か所は、計算の部品で出した値や、別に書いた値との照合です。確率・場合の数・論理の問題の一部は、すべての場合を数えるプログラムでも確かめています。
- 図を、数から計算してかき、機械で確かめる
図形やグラフの多くは、問題の数から計算してかいています。算数の図形の図で、角のしるしに書いた角度は、実際にかかれた角と合っているかを、組み立てるたびに機械で確かめます。
- 統計は、出典と年を確かめて使う
社会・理科の統計や制度の数は、気象庁・農林水産省・総務省・財務省(貿易統計)・国土交通省(国土数値情報)・国土地理院・国連などの公的な資料や、業界団体などが公表している資料で、年を確かめてから使います。資料の下に、出典と年を書いています。
- 画面を自動でテストする
パソコンの中のブラウザで、レッスンから確認テストまでを自動で動かし、スマホの幅(360〜390px)で横にはみ出さないか、エラーが出ないかを確かめます。
- 運営者が公開する
点検とテストが終わってから、運営者が公開します。
数で見る
教材のデータ(版 2026-10-03a)を、プログラムで数えました(2026年9月30日時点)。
| 教科 | 教材 | 総合 演習 | 問題 例題を ふくむ | 数で答える 答え 検算あり |
|---|---|---|---|---|
| 算数 | 34 | 6 | 1,840 | 2,320 |
| 国語 | 26 | 4 | 1,245 | 6 |
| 理科 | 28 | 3 | 1,299 | 766 |
| 社会 | 40 | 6 | 1,808 | 158 |
| 合計 | 128 | 19 | 6,192 | 3,250 |
- 問題6,192問は、教材の5,764問と、総合演習の428問です。例題590問をふくみます。レッスンの中の「その場の小さな問い」はふくみません。
- 「数で答える答え」は、1問の中に答える所が2つ以上あるときは、別に数えています。国語は、ことばや文で答える問題がほとんどです。
- 記述の問題は、答えの例と採点の基準を見ながら、お子さま(またはおうちの方)がチェックします。字数のほかは、機械やAIによる採点はしていません。
組み立てるたびに機械で確かめていること
- 数の答えが、検算の値と一致する
- どの問題にも、3段階のヒントと、解説の「なぜ」(または根拠)がある
- 同じ問題を、練習と確認テストの両方に入れない
- 確認テストA・B・後日の確認が、その教材の目標をすべてふくむ
- 本文から根拠を選ぶ問題で、根拠の文が本文の中にある
- 記述の答えの例が字数の範囲に入り、採点例の点が配点をこえない
- 総合演習の本番形式は、配点の合計が100点で、めやす時間の合計が制限時間の中に入る。もとの単元の問題の数だけを変えたような、似すぎた問題を見つけて入れない。選択肢の正解の位置がかたよらない
- 算数の図形の図で、角のしるしに書いた角度と、実際にかかれた角が合っている
2026年9月30日時点のデータで、これらの検査で見つかった問題は0件、図の角度のずれは0件です。機械で確かめられるのは「決めたとおりになっているか」までで、問題のよしあしや、むずかしさが合っているかは、機械では分かりません。
問題・本文・資料について
- 問題・解説と、国語の物語・説明文・論説文などの本文は、この教材のために書いたオリジナルです。
- 学校の入試問題(過去問)・教科書の本文・学習指導要領の本文・市販の教材は、転載していません。
- 古典・短歌・俳句・詩の一部は、著作権の保護期間が終わった作品を、作品名などの出典を書いて使っています(現代語訳は、この教材のために書いたものです)。
- 教材のために作った仮のデータや、架空の地図・広告を使うときは、そのことを書いています。
統計と制度の見なおし
- 人口・生産量・貿易などの統計は、年ごとに新しくなるため、見なおしが必要です。新しい統計が出たら見なおし、数を直したときは、出典の年も書きかえます。
- 税率など、これから変わるかもしれない制度は、「2026年9月時点」のように、いつの時点の内容かを書いています。
まちがいを見つけたら
お知らせ先:manabimori.app@gmail.com
次のことを書いていただけると、早く確かめられます。
- 教材の名前(画面の上に出ています)
- どこか(例:レッスン2の3ページ目、確認テストAの4問目)
- どこがおかしいと思ったか
お子さまの名前など、個人がわかることは書かないでください。
いただいたお知らせは、確かめてから直します。直したときは、その教材の「教材の版」の番号を上げます(単元の画面のいちばん上に出ています)。直した内容と日付は、作業の記録に残しています。
「確認済み」の書き方について
専門の先生に教材を見ていただいたときは、確認していただいた教材と日付・範囲を、その教材の画面とこのページに書きます。確認していない教材に「確認済み」「監修」とは書きません。確認してくださった方のお名前を出すのは、ご本人が同意されたときだけです。