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理科エネルギー③電流のはたらき(電熱線の発熱・電磁石・コイル・モーターと発電)

理科電気回路小5〜小6(中学受験の理科)41問

電熱線の太さ・長さと発熱・水の温度上昇の計算・直列と並列の発熱・電力(W)と発熱・電球の明るさ・電磁石の強さと条件・右手のにぎり方と極・方位磁針のふれ方・モーターのしくみと整流子・手回し発電機・コンデンサー・光電池・エネルギーの変わり方

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この教材でできるようになること

レッスンの内容

レッスン1 電熱線の発熱

1本だけつなぐとき太いほど・短いほど発熱大/時間に比例・水の量に反比例

めやす20分

レッスン2 電熱線のつなぎ方と発熱

直列=長さをたす・並列=太さをたす/直列は流れにくい(細い・長い)方、並列は流れやすい(太い・短い)方が発熱大/電力(W):発熱はW×時間・同じ種類の電球を1つずつ使えばWが大きいほど明るい

めやす22分

レッスン3 電磁石と方位磁針

巻き数・電流・鉄しんで強く/右手でにぎって親指がN極/導線の下・南→北でN極は西

めやす25分

レッスン4 モーターと発電

コイルと磁石で回る・整流子/手回し発電機・コンデンサー・光電池/電気→光・熱・音・動き

めやす20分

例題を1問やってみよう

資料1 電熱線の太さ・長さと、水100gの温度の上がり方

電熱線太さ(断面積)長さ電流(ア=1)
ア0.1mm²10cm1
イ0.2mm²10cm2
ウ0.1mm²20cm0.5
1分後2分後3分後4分後5分後
ア1℃2℃3℃4℃5℃
イ2℃4℃6℃8℃10℃
ウ0.5℃1℃1.5℃2℃2.5℃
0123450246810アイウ時間(分)上がった 温度(℃)

教材用の仮のデータです。計算しやすくした値で、実際の乾電池1個では、温度はこれよりずっとゆっくり上がる。電熱線はどれも同じ材料。同じ電池に1本ずつつないで、水100gに入れてあたためた(電池が電流をおし出すはたらきは、どの電熱線・どのつなぎ方でも同じで、実験の間も変わらないものとする。出た熱はすべて水をあたためるものとする)。太さは切り口の面積(断面積)。

資料1を見て答えよう。

①電熱線の 太さ と発熱の関係を調べるには、どの2本をくらべる?

  1. アアとウ
  2. イアとイ
  3. ウイとウ

②ウで水100gを4分あたためると、何℃上がる?

(   )℃

③アで水50gを3分あたためると、何℃上がる?

(   )℃

答えと解き方を見る

答え ① イ アとイ ② 2℃ ③ 6℃

わかっていること ア:0.1mm²・10cm、イ:0.2mm²・10cm、ウ:0.1mm²・20cm。水100gを1分でア1℃・イ2℃・ウ0.5℃上げる。

考え方 ①太さだけを変え、長さ(10cm)はそろえたアとイをくらべる。②ウは長さがアの2倍→発熱は半分→1分で0.5℃→4分で2℃。③アは100gを1分で1℃上げる。水が半分の50gなら2倍の2℃→3分で6℃。

  1. ①変える条件(太さ)以外をそろえる
  2. ②0.5×4=2
  3. ③1×2×3=6

たしかめ ②表のウの2分後(1℃)の2倍で2℃。③発熱の大きさ:100g×3℃(アを3分)=50g×6℃で同じ。

よくあるまちがい

安全のために電熱線はとても熱くなります。電流を流しているときや流した直後は さわらない。
電池の+極と-極を導線だけでつなぐ(ショート回路)と、大きな電流が流れて導線や電池が熱くなり、やけどや電池の液もれの原因になって危険 です。
実験は学校で、先生の指示にしたがって行います。
よくあるつまずき「細い電熱線のほうが熱くなる」と思いがち。同じ電池に1本だけつなぐ ときは、太い ほうが電流が多く流れて発熱が大きい(細いほうが大きくなるのは、直列につないだとき→レッスン2)。
「長いほうが熱がたくさん出る」もまちがい。1本だけつなぐときは 短い ほうが大きい(長いほうが大きくなるのも、直列につないだとき)。
よくあるつまずき「直列でも並列でも太いほうが熱くなる」はまちがい。直列 では 細い(長い)ほう が発熱が大きい。
ア2本を同じ水に入れるとき、直列にすると全体の発熱は1本のときの 半分、並列にすると 2倍。
よくあるつまずき・安全「電流を逆にすると電磁石が弱くなる」はまちがい(極が入れかわるだけ)。
鉄しんのかわりに アルミニウムや銅 の棒を入れても、ほとんど強くならない(磁石につく鉄だからはたらく)。
電磁石の回路はほとんど導線だけなので、電流を長い時間流し続けない(導線や電池が熱くなる)。
安全と注意手回し発電機は、決められた速さで回す(速すぎると部品がこわれることがある)。
コンデンサーとLEDには +と-の向き がある。逆につなぐとLEDは光らず、コンデンサーはこわれることがある。つなぐ向きを先生とたしかめる。
光電池の実験で太陽の光を使うときも、太陽を直接見ない。

教材のつくり

説明と例題 → 手助けつき(3段階のヒント)→ 自力 → 確認テスト → 数日あとにもう一度、の順で身につけます。まちがえたときは「どこでつまずいたか」を聞き返します。

段階問題数
手助けつき練習7問
自力の練習10問
応用6問
確認テストA6問
確認テストB6問
後日の確認6問

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出典・この教材の範囲

電熱線・電磁石・コンデンサーの実験の数は 教材用の仮のデータ です(電池が電流をおし出すはたらきはどの電熱線・つなぎ方でも同じ、出た熱はすべて水をあたためる、など理想化しています。実際の乾電池では、水の温度はもっとゆっくり上がります)。電力(W)は、Wが大きいほど発熱が大きい(発熱はW×使った時間に比例)・同じ種類の電球は1つずつ使えばWが大きいほど明るい(直列ではWの小さい電球のほうが明るい)、までをあつかいます。家のコンセントの電気を使う問題は 考えるだけの問題 で、コンセントの電気で実験はしません。電圧・電流から電力を計算するしかた(中学校の内容)はあつかいません。答えはプログラムで計算しなおしています。電熱線は熱くなり、ショート回路は危険 です。実験は学校で、先生の指示にしたがって行いましょう。

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