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物語の表現と主題(情景・表現技法・伏線と象徴)

国語物語文の心情小5〜小6(中学受験の物語文)39問

情景描写と気持ち・直喩と隠喩と擬人法・倒置法・体言止め・くり返し・表現の効果・伏線・象徴・題名・主題のとらえ方と選択肢の吟味・表現と主題の記述

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単元の説明と例題は無料で読めます。練習問題・確認テスト・学習の記録は中学受験コース(会員・月額500円)で使えます。

この教材でできるようになること

レッスンの内容

レッスン1 情景描写を読む

景色は気持ちと重なる/行動と合わせて確かめる

めやす15分

レッスン2 表現技法とその効果

直喩・隠喩・擬人法・倒置・体言止め

めやす18分

レッスン3 伏線・象徴と主題

くり返し出てくるもの/変化から主題へ

めやす20分

レッスン4 表現・主題を記述する

何を・何を表す・根拠

めやす18分

例題を1問やってみよう

説明用の物語「青いびん」

海ぞいの町に住むぼくとそうたは、夏になると毎朝、浜辺でシーグラスを拾った。シーグラスは、波にけずられて丸くなったガラスのかけらだ。拾ったシーグラスは、そうたの家のまどべに置いた青いびんに、少しずつためていった。

八月の終わり、そうたが遠くの町へ引っこすことになった。その話を聞いた日、ぼくは、何も言わずに家に帰った。空には、低い雲が重くたれこめていた。むねの中に、ぽっかり穴があいたようだった。

引っこしの前の日、そうたが、あの青いびんを持って、ぼくの家に来た。「これ、しゅんが持っていて。」「いらないよ。そうたが持っていけばいい。」ぼくは、びんを見ないようにして言った。そうたは、しばらくだまっていたが、やがて、びんをげんかんのくつ箱の上に置いて、帰っていった。

その夜、ぼくはなかなかねむれなかった。まくらもとに持ってきたびんを、電気スタンドにかざしてみた。青、緑、白のかけらが、光を受けて、星のようにかがやいた。どのかけらにも、そうたと二人で浜辺を歩いた朝がつまっていた。

次の朝、ぼくはびんをかかえて、そうたの家まで走った。トラックの前で、そうたがふり返った。「びん、半分ずつにしよう。そうたの分は、これに入れて持っていってよ。」ぼくは、ポケットから出した小さなふくろに、シーグラスを半分うつした。雲の切れ間から朝日がさして、浜辺の方から、風がぼくたちのせなかをおした。

この教材のために書いたオリジナルの文章です。

「青いびん」の情景について答えよう。

①第5段落「雲の切れ間から朝日がさして」と重なる「ぼく」の気持ちは?

  1. アまだ別れを受け入れられない気持ち
  2. イ別れを受け入れ、前向きになった気持ち
  3. ウ朝早く起きて、ねむい気持ち

②①のように言えるのは、同じ場面のどんな行動と合っているから?

  1. アびんを半分ずつにしようと、自分から言った
  2. イ何も言わずに家に帰った
  3. ウびんを見ないようにした

③情景の読み方として正しいものは?

  1. ア情景は、気持ちとは関係がない
  2. イ人物の行動や会話と合わせて、気持ちを確かめる
  3. ウ雲が出ていれば、いつも悲しい気持ちだと決める
答えと解き方を見る

答え ① イ 別れを受け入れ、前向きになった気持ち ② ア びんを半分ずつにしようと、自分から言った ③ イ 人物の行動や会話と合わせて、気持ちを確かめる

考え方 ①第2段落の「低い雲」から、第5段落の「朝日」へ。②同じ場面で、自分から「半分ずつにしよう」と言っている。③情景は、行動や会話と合わせて読む。

  1. ①第2段落の雲とくらべる
  2. ②同じ場面の行動
  3. ③決めつけない

よくあるまちがい

よくあるつまずき情景だけで気持ちを決める(晴れていても、悲しい場面はある)。
場面の終わりの情景 は、気持ちの変化を表すことが多い(第2段落の雲→第5段落の朝日)。
よくあるつまずき「ようだ」があっても、たとえでなく 推量(どうやら〜らしい)のことがある:「そうたは、もう出発したようだ」は直喩ではない。
効果を「分かりやすくするため」だけで終わらせない。何の気持ち・ようす を強めているかまで書く。
よくあるつまずき「友だちは大切だ」のように、どの物語にも言える 広すぎる主題を選ぶ。
本文にない 教訓(「引っこしはしないほうがよい」)を選ぶ。
よくあるつまずき(記述)技法の名前だけ書く(「直喩」)→効果が書けていない。
「思い出が大切だから。」のように、だれとの・どんな 思い出かが分からない。

教材のつくり

説明と例題 → 手助けつき(3段階のヒント)→ 自力 → 確認テスト → 数日あとにもう一度、の順で身につけます。まちがえたときは「どこでつまずいたか」を聞き返します。

段階問題数
手助けつき練習7問
自力の練習9問
応用5問
確認テストA6問
確認テストB6問
後日の確認6問

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出典・この教材の範囲

本文はすべて、この教材のために書いたオリジナルの物語です。詩や短歌・俳句の表現技法は、別の単元で学びます。

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