立体図形④立体の移動と重なり(転がす・通ったあと・くりぬき・重なった部分)
円すい・円柱・サイコロを転がす/まっすぐ動かした立体が通った部分(上から見た形×高さ)/辺のまわりに90°回す(横から見た形×奥行き)/2方向・3方向の穴の体積と表面積/積み木のくりぬきは1段ずつ/2つの立体の重なり(動く立体・上から見た重なり・高さごとの切り口)
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この教材でできるようになること
- 円すいを転がすときの 回転数=母線÷底面の半径 と、側面が通る 母線を半径とする円 を使い、円柱を転がしたときに進む長さも求められる
- サイコロ(向かい合う面の和7)を転がしたときの目を、1回ずつ上・前・右を書きかえて 追いかけられる
- 立体をまっすぐ動かしたときに通った部分の体積を、上から見た通った形(もとの形+はば×動いた長さ)×高さ で求められる
- 板や立方体を床についた辺のまわりに90°回したときに通った部分を、横から見た形(三角形+おうぎ形)×奥行き で求められる
- 2方向・3方向の穴をあけた立方体の体積を 重なりをたしもどして、表面積を 外がわ+穴の内がわ で求められる
- 積み木をくりぬいたときののこりの個数を、1段ずつ上から見た図 で数えられる
- 2つの立体の 重なった部分 の体積を、重なりの長さ・上から見た重なり・高さごとの切り口から求められる(動く立体と時間も)
レッスンの内容
レッスン1 転がす(円すい・円柱・サイコロ)
回転数=母線÷半径/円柱は1回転で円周だけ進む/サイコロは1回ずつ追う
めやす22分
レッスン2 動かしてできる立体(まっすぐ動かす・辺のまわりに回す)
上から見た通った形×高さ/横から見た通った形×奥行き
めやす24分
レッスン3 穴をあけた立方体と積み木のくりぬき
重なりをたしもどす/表面積=外+内/1段ずつ数える
めやす25分
レッスン4 2つの立体の重なり
重なりの長さをかける/動く立体と時間/高さごとの切り口
めやす24分
例題を1問やってみよう
色のついた大きな円が、側面が通った部分
母線が12cm、底面の半径が4cmの円すいを、頂点を中心にして、平面の上ですべらないように転がします。円周率は3.14とします。
①底面の円周が通る大きな円の円周は何cm?
( )cm
②円すいがもとの位置にもどるまでに、円すいは何回転する?
( )回転
③もとの位置にもどるまでに、側面が通った部分の面積は何c㎡?
( )c㎡
答えと解き方を見る
答え ① 75.36cm ② 3回転 ③ 452.16c㎡
わかっていること 分かっている:母線12cm、底面の半径4cm。求める:大きな円の円周、回転数、側面が通った部分の面積。
考え方 転がると、底面の円周が床にふれる点は、頂点を中心とし、母線(12cm)を半径とする円 の上を動く。すべらずに転がるので、大きな円周を底面の円周でわると回転数になる。側面が通った部分は、半径12cmの円そのもの。
- ①大きな円の円周:12×2×3.14=75.36(cm)
- 底面の円周:4×2×3.14=25.12(cm)
- ②75.36÷25.12=3(回転)…母線÷半径=12÷4=3でも出る
- ③12×12×3.14=452.16(c㎡)
たしかめ 側面積(母線×半径×3.14=12×4×3.14=150.72c㎡)の3回転分は150.72×3=452.16c㎡で、③と同じ。
よくあるまちがい
②通った部分の面積を、側面積1回分だけにしてしまう(回転数の分まわって、大きな円になる)。
③サイコロで、転がす向きの面(右へなら右の面)が上にくると考えてしまう(上にくるのは反対がわ)。
②円柱を動かすときに、長方形のたてを半径にしてしまう(たては直径)。両はしの半円を忘れる。
③回すときのおうぎ形の半径を辺の長さにしてしまう(えがくのはいちばん遠い頂点、つまり対角線のはし)。
②表面積で、穴の内がわのかべを入れ忘れる。または、穴が交わるまん中にもかべがあると考えてしまう。
③積み木で、前や右からの穴をすべての段にかいてしまう(その高さの段だけ)。
②動く立体で、「動き始めてからの時間」と「重なり始めてからの時間」を取りちがえる。高さの重なりを高いほうにしてしまう。
③三角柱2つの重なりを三角柱だと思ってしまう(切り口が上ほど小さくなる→すい体)。
教材のつくり
説明と例題 → 手助けつき(3段階のヒント)→ 自力 → 確認テスト → 数日あとにもう一度、の順で身につけます。まちがえたときは「どこでつまずいたか」を聞き返します。
| 段階 | 問題数 |
|---|---|
| 手助けつき練習 | 7問 |
| 自力の練習 | 9問 |
| 応用 | 5問 |
| 確認テストA | 6問 |
| 確認テストB | 6問 |
| 後日の確認 | 6問 |
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出典・この教材の範囲
この単元では、円すい・円柱・サイコロを転がす問題、立体をまっすぐ動かしたり床についた辺のまわりに90°回したりしたときに通った部分の体積、2方向・3方向から穴をあけた立方体の体積と表面積、積み木のくりぬき(1段ずつ数える)、2つの立体の重なった部分の体積(動く立体・上から見た重なり・高さごとの切り口)をあつかいます。円周率は3.14を使います。円すいの展開図・表面積・回転体は「立体図形③」、立方体の展開図・切断・サイコロの展開図は「立体図形②」であつかいます。立方体の頂点が転がってえがく線の長さ(対角線の長さそのものがいるもの)、ななめに動かす問題、円柱どうしの重なり、積み木を平面で切る問題、難関校で出る複雑な立体の移動はあつかいません。