速さの応用④動く歩道とエスカレーター(歩く速さと動く速さ・止まって乗る・逆向き・段数)
動く歩道(同じ向き=和・逆向き=差・止まって乗る)、エスカレーターの時間(長さを最小公倍数とみる)と段数、動く歩道の上や横でのすれちがい・追いかけ
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この教材でできるようになること
- 動く歩道で 同じ向き=歩く+歩道、逆向き=歩く−歩道、止まって乗る=歩道だけ を使って、時間・長さ・速さを求められる
- 2つの場面から、歩く速さと歩道の速さ を和差算で分けられる
- エスカレーターの 長さを1(時間の最小公倍数)とみて、3つの時間の関係を使える
- 見えている段数=歩いた段数+運ばれた段数(逆向きはひく)を使って、段数の問題が解ける
- 歩く速さを変えた2回・上りと下り・2人などの情報から、見えている段数や速さの比 を求められる
- 動く歩道と横の通路・すれちがい・追いかけ・ダイヤグラムの問題を、地面から見た速さ で考えて解ける
レッスンの内容
レッスン1 動く歩道(同じ向き・逆向き・止まって乗る)
同じ向き=歩く+歩道、逆向き=歩く−歩道
めやす20分
レッスン2 エスカレーターの時間
長さを時間の最小公倍数とみて、1秒に進む量をたす・ひく
めやす20分
レッスン3 エスカレーターの段数
見えている段数=歩いた段数+運ばれた段数
めやす25分
レッスン4 応用(横の通路・すれちがい・追いかけ・グラフ)
地面から見た速さで考える・2人とも歩道の上なら歩道の速さは消える
めやす22分
例題を1問やってみよう
歩道は右向きに分速30m。その上を右向きに分速90mで歩く
長さ60mの動く歩道が、秒速0.6mで動いています。ふつうの道を秒速1.4mで歩く人が、この動く歩道を使います。
①歩道と同じ向きに歩くと、はしからはしまで何秒?
( )秒
②歩道と逆向きに歩くと何秒?
( )秒
③歩かずに止まって乗ると何秒?
( )秒
答えと解き方を見る
答え ① 30秒 ② 75秒 ③ 100秒
わかっていること 分かっている:長さ60m、歩道秒速0.6m、歩く速さ秒速1.4m。求める:同じ向き・逆向き・止まって乗るときの時間。
考え方 地面から見た速さで考える。同じ向きは歩道に運ばれる分だけ速く、逆向きはおしもどされる分だけおそくなる。止まっていれば歩道の速さだけ。
- 同じ向き:1.4+0.6=2(m/秒)、60÷2=30(秒)
- 逆向き:1.4−0.6=0.8(m/秒)、60÷0.8=75(秒)
- 止まって乗る:60÷0.6=100(秒)
たしかめ 30秒で、自分の足で1.4×30=42m、歩道に0.6×30=18m運ばれて、合わせて60m。75秒では105m歩いて45mもどされ、105−45=60m。
よくあるまちがい
②止まって乗るときに、歩く速さを入れてしまう。止まっていれば 歩道の速さだけ。
③歩道の速さを「同じ向き−逆向き」で終わらせて、2でわり忘れる。
④秒速と分速、秒と分がまざったまま計算する。
②2つの時間の平均((60+40) ÷2=50秒)にしてしまう。
③見当をつけない。両方の力で進むなら、答えは どちらの時間よりも短く なる。
②歩いた段数をそのまま時間と思う(1秒に2段なら、時間は段数÷2)。
③2回の段数の平均((24+72) ÷2=48段)を答えにしてしまう。
教材のつくり
説明と例題 → 手助けつき(3段階のヒント)→ 自力 → 確認テスト → 数日あとにもう一度、の順で身につけます。まちがえたときは「どこでつまずいたか」を聞き返します。
| 段階 | 問題数 |
|---|---|
| 手助けつき練習 | 7問 |
| 自力の練習 | 9問 |
| 応用 | 5問 |
| 確認テストA | 6問 |
| 確認テストB | 6問 |
| 後日の確認 | 6問 |
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出典・この教材の範囲
この単元では、動く歩道(同じ向き・逆向き・止まって乗る)と、エスカレーター(長さを最小公倍数とみる時間の問題・段数の問題)、動く歩道の上や横でのすれちがい・追いかけをあつかいます。流水算そのものは速さの応用②、速さの比は速さの応用③であつかいます。問題の「歩く」「逆向きに歩く」は速さを考えるための算数の場面です。実際のエスカレーターは立ち止まって乗り、動く歩道でも走ったり逆向きに歩いたりしないようにしましょう。