理科生物⑤森林・海・動物の子育て(森林のはたらき・海の食物連鎖・卵の数と子育て)
森林のはたらき(二酸化炭素・緑のダム・土砂くずれを防ぐ・すみか)・森林の多い川と少ない川の水位のグラフ・森林の階層と明るさ・落ち葉と土の中の小さな動物・腐葉土・ツルグレン装置・海の食物連鎖と1年間に育つ量・赤潮・油のよごれ・プラスチックごみとマイクロプラスチック・干潟と藻場・森と海のつながり・卵や子の数と親の世話・生きのこる割合の計算
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この教材でできるようになること
- 森林のはたらき(二酸化炭素をとりこむ・緑のダム・土砂くずれをふせぐ・生き物のすみか)を説明し、川の水位のグラフを読める
- 森林の 階層と明るさ、落ち葉が土になる までのはたらき(小さな動物・菌類・細菌)を説明できる
- 海の食物連鎖 と量のピラミッドを読み、ある生き物がへったときの変化を順に考えられる
- 赤潮・油のよごれ・プラスチックごみ のしくみとえいきょう、干潟・藻場 のはたらきを説明できる
- 森と海のつながり から、森林や海を守る理由を説明できる
- 卵や子の数と親の世話 の関係を答え、生きのこる割合 を資料から計算できる
レッスンの内容
レッスン1 森林のはたらき
二酸化炭素をとりこむ/緑のダム(土が雨水をたくわえる)/根が土砂くずれをふせぐ/川の水位のグラフ
めやす18分
レッスン2 森林の階層と落ち葉・土
高木層→亜高木層→低木層→草本層/下ほど暗い/落ち葉→小さな動物→菌類・細菌→養分・腐葉土/ツルグレン装置
めやす18分
レッスン3 海の食物連鎖と海の環境
植物プランクトン→動物プランクトン→小さな魚→大きな魚/上ほど少ない/赤潮は酸素不足/プラスチック/森と海のつながり
めやす20分
レッスン4 卵の数と子育て
世話をする動物ほど数が少ない/魚・カエルはうみっぱなし/鳥はあたためてえさ/ほ乳類は乳/割合=数÷うんだ数×100
めやす18分
例題を1問やってみよう
資料2 2つの川の水位の変わり方
| 雨が 降りはじめて から | 0時間 | 2時間 | 4時間 | 6時間 | 8時間 | 10時間 | 12時間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 川A の 水位 | 0cm | 10cm | 30cm | 40cm | 35cm | 25cm | 15cm |
| 川B の 水位 | 0cm | 60cm | 90cm | 50cm | 20cm | 10cm | 0cm |
教材用の架空のデータです(実際の観測の数ではありません)。川A・川Bは、流域(雨水が集まってくるはんい)の広さが同じ。一方は森林が多い流域、もう一方は木を切ったあとで森林が少ない流域の川。はじめの2時間に、どちらの流域にも同じ量の雨が降った。水位は、ふだんの水位から何cm上がったかを表す。
資料2を見て答えよう。
①森林の多い流域の川は、川A・川Bのどちら?
- ア川A
- イ川B
②川Bのいちばん高い水位は、川Aのいちばん高い水位より何cm高い?
( )cm
③雨が降りはじめて10時間後、川Aの水位は川Bの水位より何cm高い?
( )cm
答えと解き方を見る
答え ① ア 川A ② 50cm ③ 15cm
わかっていること 川A:いちばん高い40cm(6時間後)、10時間後25cm。川B:いちばん高い90cm(4時間後)、10時間後10cm。
考え方 ①川Aは水位がゆっくり上がり、いちばん高い所も低く、雨がやんだ後も高い水位が長く続く→雨水を土にたくわえ、少しずつ流している。②川Bは90cm、川Aは40cm→90-40=50cm。③10時間後、川Aは25cm、川Bは10cm→25-10=15cm。
- ①上がり方と下がり方をくらべる
- ②いちばん高い点どうしの差
- ③10時間の目もりで2本の線を読む
たしかめ いちばん高くなる時こくもちがう(川Bは4時間後、川Aは6時間後)。森林の土が雨水をいったんたくわえるので、川Aはおそくなる。
よくあるまちがい
木も 呼吸 をして二酸化炭素を出す。それでも、育っている森林は、光合成でとりこむ量の方が多い。
グラフを読むときは、いちばん高い水位、その時こく、雨がやんだ後の水位 の3つをくらべよう。
カビ・キノコは植物ではなく 菌類。光合成をせず、落ち葉などを分解して養分を得る。
「森林の中はどこも同じ明るさ」ではない。上の層ほど明るく、地面の近くはとても暗い。
「プランクトン=動物」ではない。光合成をする 植物プランクトン と、ほかの生き物を食べる 動物プランクトン がある。
ある生き物がへったときは、すぐ上(食べるがわ)と すぐ下(食べられるがわ)に分けて、1段ずつ順にたどろう。
割合を出すときは、もとにする数(うんだ卵の数)でわる。1か月後の数でわらない。
鳥類もは虫類もからのある卵を陸上にうむが、卵をあたためて世話をするのは鳥類(ウミガメは砂にうめて世話をしない)。
教材のつくり
説明と例題 → 手助けつき(3段階のヒント)→ 自力 → 確認テスト → 数日あとにもう一度、の順で身につけます。まちがえたときは「どこでつまずいたか」を聞き返します。
| 段階 | 問題数 |
|---|---|
| 手助けつき練習 | 7問 |
| 自力の練習 | 9問 |
| 応用 | 5問 |
| 確認テストA | 6問 |
| 確認テストB | 6問 |
| 後日の確認 | 6問 |
関連する教材
先に学ぶとよい教材:理科生物④生物と環境(食物連鎖・分解者)
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出典・この教材の範囲
資料2・3・5・8の数は 教材用の架空のデータ です。資料7の卵や子の数は めやす(種類や個体によってちがいます)。食物連鎖・生産者と消費者と分解者・炭素の流れ・外来生物は「生物と環境」、せきつい動物のなかま分けやメダカは「動物」の教材であつかいます。森林のうつりかわり(遷移)、世界の熱帯林の減少、サンゴ礁、食物連鎖で物質がこくなること(生物濃縮)にはふれません。答えはプログラムで計算しなおしています。