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公民⑤現代社会の課題(環境・災害・エネルギー・食料・AI・グローバル化・国際紛争)

社会憲法・三権分立小6(中学受験の公民)39問

現代社会の課題を「原因→影響→対策」で考える:環境問題とSDGs・エネルギーの4つの見方・災害とハザードマップ・食料問題とフードマイレージ・グローバル化・AIと情報の見きわめ・国際紛争と核兵器の条約

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この教材でできるようになること

レッスンの内容

レッスン1 地球環境とエネルギー

酸性雨・オゾン層・砂漠化・熱帯林・海洋プラスチック/SDGsのつながり/発電を「安全・安定供給・経済性・環境」でくらべる

めやす24分

レッスン2 災害と防災・減災

4つのプレートと台風・梅雨/1923関東大震災・1959伊勢湾台風・1995阪神・淡路・2011東日本/防災と減災/ハザードマップ

めやす22分

レッスン3 食料とグローバル化

米と小麦・大豆の輸入/食品ロスと飢餓/フードマイレージと地産地消/貿易・国際分業・産業の空洞化・多文化共生

めやす22分

レッスン4 AI・情報社会と国際紛争

AIの便利さと課題/情報の4つのチェック/紛争の原因は重なる/難民1億人/核兵器の条約(1963・1968・1996・2017)

めやす24分

例題を1問やってみよう

資料 エネルギーをくらべる4つの見方

電気の つくり方を 選ぶ ときの 4つの 見方電気の つくり方をくらべる安全安定供給経済性環境国の エネルギーの 計画では「S+3E」と よぶ(S=安全、3E=安定供給・経済性・環境)
見方考える こと
安全事故や 災害の ときの 危険を おさえられるか
安定供給必要な ときに 必要な だけ 電気を 届けられるか。燃料を 安定して 手に 入れられるか
経済性発電の 費用が 高すぎないか
環境二酸化炭素などを どれだけ 出すか
4つの 見方
発電の
方法
よい点課題
火力
(石炭・
石油・
天然ガス)
発電量を 調整しやすく、安定して 発電できる燃料の ほとんどを 輸入に たよる。二酸化炭素を 多く 出す
原子力発電の ときに 二酸化炭素を ほとんど 出さない。少ない 燃料で 多くの 電気を つくれる事故が 起きると 被害が 大きく、長く 続く(2011年 福島第一原子力発電所の 事故)。放射性廃棄物の 最終処分の 場所が 決まって いない
太陽光・
風力
燃料が いらず、国内の 自然の 力で 発電できる。二酸化炭素を 出さない天候や 時間で 発電量が 変わる。広い 土地が 必要
水力二酸化炭素を 出さない。安定して 発電できる大きな ダムを つくれる 場所が 少ない
地熱天候に 左右されず 安定して 発電できる。二酸化炭素を ほとんど 出さない適した 場所が 国立公園や 温泉地に 多い
発電の 方法の よい点と 課題

最終処分の場所は2026年時点で決まっていない。原子力発電をどうするかには、さまざまな意見がある。発電の割合などの数は地理⑤であつかう。

資料を見て答えよう。

①太陽光発電の「天候や時間で発電量が変わる」という課題は、4つの見方のどれにかかわる?

  1. ア安定供給
  2. イ安全
  3. ウ経済性

②火力発電の課題のうち、「環境」の見方にあたるものは?

  1. ア二酸化炭素を多く出す
  2. イ燃料のほとんどを輸入にたよる
  3. ウ発電量を調整しやすい

③資料の表から言えることとして正しいものは?

  1. ア火力発電にはよい点がない
  2. イ再生可能エネルギーには課題がない
  3. ウどの発電方法にもよい点と課題があり、4つの見方をすべてみたす方法はない
答えと解き方を見る

答え ① ア 安定供給 ② ア 二酸化炭素を多く出す ③ ウ どの発電方法にもよい点と課題があり、4つの見方をすべてみたす方法はない

わかっていること 4つの見方=安全・安定供給・経済性・環境。表の「よい点」「課題」の列を見る。

考え方 課題が どの見方にかかわるか を考えると、ちがう発電方法を同じものさしでくらべられる。天候で変わる→必要なときに届けられない→ 安定供給。二酸化炭素→ 環境。

  1. ①天候で発電量が変わる→必要なときに届けられない→安定供給
  2. ②火力の課題は2つ:輸入にたよる(安定供給)と二酸化炭素(環境)。「調整しやすい」はよい点
  3. ③どの行にも「よい点」と「課題」が両方ある

たしかめ 燃料を輸入にたよることは、「環境」ではなく「安定供給」の課題。

よくあるまちがい

よくあるつまずき酸性雨 と オゾン層の破壊 を取り違えること。原因で見分けよう:酸性雨=硫黄酸化物・窒素酸化物、オゾン層=フロン。
また、「燃料を輸入にたよる」を 環境 の課題と考えてしまうことも。燃料が手に入るかどうかは 安定供給 の見方です。
よくあるつまずき「いちばん近い避難所 がいちばん安全」とはかぎりません。災害の種類 によって安全な場所は変わります。洪水なら 浸水しない所、がけ崩れなら がけからはなれた所、津波なら 高い所。ハザードマップの色と記号を確かめよう。
よくあるつまずき「自給率が低い=いま食べ物が足りない」ではありません。いまは輸入でまかなえていますが、輸入先で不作・紛争・輸送のトラブルが起きると、手に入りにくくなったり値段が上がったりするおそれ がある、ということです。
また、フードマイレージの計算で、重さがちがうのに きょりだけ でくらべていないか確かめよう。
よくあるつまずき核拡散防止条約(NPT・1968年) と 核兵器禁止条約(2017年) を取り違えること。NPTは核兵器をもつ国を ふやさない、核兵器禁止条約は核兵器を 全面的に禁止 する条約です。
「部分的」(地下以外)と「包括的」(すべて)のちがいにも注意しよう。

教材のつくり

説明と例題 → 手助けつき(3段階のヒント)→ 自力 → 確認テスト → 数日あとにもう一度、の順で身につけます。まちがえたときは「どこでつまずいたか」を聞き返します。

段階問題数
手助けつき練習7問
自力の練習9問
応用5問
確認テストA6問
確認テストB6問
後日の確認6問

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先に学ぶとよい教材:公民④国際社会と現代の課題

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同じ単元の教材:公民①日本国憲法と基本的人権、公民②国会・内閣・裁判所と三権分立、公民③地方自治とくらし・経済・財政、公民④国際社会と現代の課題

出典・この教材の範囲

この教材は「課題と考え方(原因→影響→対策、よい面と課題)」を中心にします。国際連合のしくみ・SDGsのきほん・温暖化の取り決めは公民④、エネルギーの統計(輸入先・自給率・電源構成)は地理⑤、食料自給率のうつりかわりは地理(日本の農業)であつかいます。原子力発電や核兵器禁止条約への参加など意見が分かれることは、どちらが正しいかではなく、事実とそれぞれの見方をおさえることを大切にしています。個別の紛争のくわしい経過や、どちらが正しいかの判断はあつかいません。数(食料自給率37%・2025年度の概算、食品ロスおよそ470万トン・2022年度、飢餓およそ7億人・2020年代の国連の推計、難民など1億人・2022年のUNHCRの発表)はめやすで、年によって変わります。条約の発効・参加のようすは2026年時点です。ハザードマップとフードマイレージの数は、この教材のために作った例です。

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