総合演習:随筆と詩を通して読む(筆者の考え・情景・表現技法・記述)
随筆の長文(文中に短歌)と詩と鑑賞文で体験と考え・時間の行き来・表現技法・季語と気持ちのことば・要旨と主題・記述(本番形式各25分)
無料でレッスンをはじめる(登録不要)単元の説明と例題は無料で読めます。練習問題・確認テスト・学習の記録は中学受験コース(会員・月額500円)で使えます。
この教材でできるようになること
- 随筆を、体験(出来事)と考え、時間の行き来(今→思い出→考え→今)を見分けながら通して読める
- 詩を、連ごとの変化と対比 をとらえながら読み、表現技法(比喩・擬人法・反復・倒置・体言止め・省略)の効果と気持ちを読み取れる
- 文中の 短歌・俳句(音の数・季語と季節・切れ字)や、気持ち・季節を表すことば を、本文に合わせて使い分けられる
- 随筆の 要旨 と詩の 主題 をとらえ、鑑賞文 と結びつけられる
- 筆者の考え・表現の意味・詩の主題を、体験や本文のことばにふれて 記述 できる
レッスンの内容
レッスン1 総合演習の進め方(随筆と詩の読み方の切りかえ)
随筆=時の行き来・体験と考え/詩=連の変化・技法の効果/短歌・俳句・季節のことば/記述
めやす15分
例題を1問やってみよう
説明用の随筆「夕立」
仕事の帰り道、とつぜんの夕立にあって、本屋ののき下にかけこんだ。となりでは、知らないおばあさんが、同じように雨やどりをしていた。
「すぐにやみますよ。」おばあさんは、そう言って、ぬれた私のかたをハンカチでふいてくれた。十分ほどで雨は上がり、私たちは「やみましたね」と笑い合って別れた。
急な雨は、予定をくるわせる。けれど、そのおかげで生まれる出会いもある。思いどおりにいかない時間も、悪いことばかりではないのだ。
この教材のために書いたオリジナルの文章です。
随筆「夕立」について答えましょう。
①第3段落「思いどおりにいかない時間も、悪いことばかりではないのだ」は、どの部分?
- ア体験(実際にあった出来事)
- イ筆者の考え(体験から広げたこと)
- ウおばあさんの会話
②「夕立」は、どの季節のことば?
- ア秋
- イ春
- ウ夏
③この随筆の組み立ては?
- ア体験→考え
- イ考え→体験
- ウ今→思い出→今
答えと解き方を見る
答え ① イ 筆者の考え(体験から広げたこと) ② ウ 夏 ③ ア 体験→考え
わかっていること 随筆は、体験(実際にあったこと)と考え(だれにでもあてはまる形で言ったこと)を分けて読む。季節のことばは、意味から季節を決める。
考え方 ①「〜時間も、悪いことばかりではないのだ」は、だれにでもあてはまる形→考え。②夕立は、夏の夕方に急にはげしくふる雨。③第1・第2段落が雨やどりの体験、第3段落がそこから広げた考え。
- 文末と内容で、体験か考えかを見分ける
- 季節のことばの意味を思い出す
- 段落ごとに「体験」「考え」の印をつける
たしかめ ①:「思いどおりにいかない時間」は、だれにでも当てはまる言い方。実際の出来事を書いた文ではない。
よくあるまちがい
教材のつくり
説明と例題 → 手助けつき(3段階のヒント)→ 自力 → 確認テスト → 数日あとにもう一度、の順で身につけます。まちがえたときは「どこでつまずいたか」を聞き返します。
| 段階 | 問題数 |
|---|---|
| 練習(ヒントあり) | 10問 |
| 本番形式A | 7問 |
| 本番形式B | 6問 |
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出典・この教材の範囲
本番形式Aは随筆の長文(約1100字・文中に短歌1首)、Bは口語自由詩(5連)と鑑賞文です。説明文・物語文の長文は、ほかの総合演習(説明文・物語文)であつかいます。