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随筆の読み方(体験と考え・構成・要旨)

国語説明文の読解小5〜小6(中学受験の随筆)42問

随筆とは・体験と感想と考えの見分け方・一般化の文・構成(今→回想→気づき→考え)・時間の行き来・たとえと言いかえ・情景に重なる筆者の気持ちと見方・筆者の心情・要旨のとらえ方・要旨の記述

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単元の説明と例題は無料で読めます。練習問題・確認テスト・学習の記録は中学受験コース(会員・月額500円)で使えます。

この教材でできるようになること

レッスンの内容

レッスン1 体験と考えを見分ける

出来事・気づき・一般化の文

めやす15分

レッスン2 構成と表現

今→思い出→気づき→考え/たとえ・言いかえ/情景

めやす24分

レッスン3 筆者の考え(要旨)

体験はきっかけ/考えは後半の一般化

めやす16分

レッスン4 要旨を記述する

体験→気づき→考え

めやす18分

例題を1問やってみよう

説明用の随筆「傘」

雨の日の駅で、改札の横に置き忘れられた傘が、何本も並んでいるのを見た。どれも同じような、透明のビニール傘だった。取りに来る人は、きっといないのだろう、と私は思った。

子どものころ、私は一本の赤い傘を大切にしていた。祖母が、入学祝いに買ってくれたものだ。ある日、その傘を公園に置き忘れて、夕方まで泣きながら探した。見つかったとき、骨が一本曲がっていたが、私は曲がった骨ごと、傘をだきしめた。

あの傘が、なぜあれほど大切だったのか、今なら分かる。祖母が店で何度も色を選び直してくれた時間が、あの赤い布にしみこんでいたのだ。

物の値打ちは、値段だけでは決まらない。そこにこめられた人の思いや、いっしょに過ごした時間が、ありふれた物を、かけがえのない物に変える。

駅の傘たちにも、きっと、それぞれの持ち主の雨の日があったはずだ。そう思うと、並んだ透明な傘が、少しだけちがって見えた。

この教材のために書いたオリジナルの文章です。

「傘」の文を、体験・気づき・考えに分けよう。

①「祖母が、入学祝いに買ってくれたものだ」は?

  1. ア気づき
  2. イ体験(出来事)
  3. ウ考え(一般化)

②「あの傘が、なぜあれほど大切だったのか、今なら分かる」は?

  1. ア会話
  2. イ体験(出来事)
  3. ウ気づき

③「そこにこめられた人の思いや、いっしょに過ごした時間が、ありふれた物を、かけがえのない物に変える」は?

  1. ア考え(一般化)
  2. イ体験(出来事)
  3. ウ回想の中の気持ち
答えと解き方を見る

答え ① イ 体験(出来事) ② ウ 気づき ③ ア 考え(一般化)

考え方 ①実際にあったこと。②今の筆者が分かったこと。③だれにでもあてはまる形。

  1. ①実際にあった?
  2. ②「今なら分かる」
  3. ③一般化

よくあるまちがい

よくあるつまずき体験の部分の気持ち(泣きながら探した)を、筆者の 考え だと思う。
随筆にも物語のような場面があるが、最後に筆者の考え が書かれていることが多い。
よくあるつまずき回想の場面の気持ち(子どものころ)と、今の筆者の考えをまぜてしまう。
たとえ(「しみこんでいた」)を、字どおりの出来事として読む。
よくあるつまずき(情景)情景を、ただの景色の説明として読みとばす。
情景だけから、本文にない気持ちまで決めつける(「雨だから悲しい」など)。
よくあるつまずき体験の中の 一場面 を要旨にする。
本文にない 教訓 を選ぶ(「物は大切にしなければならない」など、言いすぎ・ずれ)。
よくあるつまずき(記述)体験だけを長く書いて、考えまでたどりつかない。
本文の一般化した文をそのまま写すだけで、体験とのつながりがない。

教材のつくり

説明と例題 → 手助けつき(3段階のヒント)→ 自力 → 確認テスト → 数日あとにもう一度、の順で身につけます。まちがえたときは「どこでつまずいたか」を聞き返します。

段階問題数
手助けつき練習8問
自力の練習10問
応用5問
確認テストA6問
確認テストB6問
後日の確認7問

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出典・この教材の範囲

随筆はすべて、この教材のために書いたオリジナルの文章です。

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