比の応用(連比・逆比・比の利用・歩合)
歩合(割・分・厘)と小数・百分率/連比は共通の量をそろえてつなぐ/かけ算の答えが同じなら逆比(3つの逆比は逆数の比)/Aの□とBの△が等しい/比の1つ分①と線分図/やりとり・一方だけ・同じだけ変わるときは変わらない量の比をそろえる
無料でレッスンをはじめる(登録不要)単元の説明と例題は無料で読めます。練習問題・確認テスト・学習の記録は中学受験コース(会員・月額500円)で使えます。
この教材でできるようになること
- 歩合(割・分・厘)を小数・百分率に言いかえ、「○割引き」「○割増し」を計算できる
- 2つの比で 共通する量の数をそろえて、連比A:B:Cを作れる
- 連比を使って、3つの量を分けたり、1つの量や差からほかの量を求めたりできる
- かけ算の答えが同じなら逆比 を使って、速さと時間・長方形のたてと横・3つの量の逆比を求められる
- 「Aの 23 とBの 34 が等しい」などから、A:Bを求められる
- 比の1つ分(①)を線分図に表して量を求め、答えを 比にもどしてたしかめ られる
- やりとり・一方だけ変わる・同じだけ変わるときに、変わらない量の比の数をそろえて 求められる(倍数算の入口)
レッスンの内容
レッスン1 歩合(割・分・厘)
1割=0.1=10%。2割引きは0.8倍、3割増しは1.3倍
めやす18分
レッスン2 連比(比をつなぐ)
共通の量の数を最小公倍数にそろえてつなぐ
めやす22分
レッスン3 逆比と、比と割合の文章題
かけ算の答えが同じなら逆比。3つの逆比は逆数の比
めやす24分
レッスン4 比の利用と倍数算の入口
①を線分図に。変わらない量の比の数をそろえる
めやす25分
例題を1問やってみよう
小数第2位が0なので「分」は書かない
次の問いに答えましょう。
①3割2分5厘を小数で表すと?
( )
②3割2分5厘を百分率で表すと何%?
( )%
③定価3600円の品物を、定価の2割5分引きで買います。代金は何円?
( )円
答えと解き方を見る
答え ① 0.325 ② 32.5% ③ 2700円
わかっていること 分かっている:3割2分5厘、定価3600円・2割5分引き。求める:小数・百分率・代金。
考え方 歩合は、小数第1位を「割」、第2位を「分」、第3位を「厘」とよぶ表し方。1割=0.1=10%、1分=0.01=1%、1厘=0.001=0.1%。「2割5分引き」は、定価を1とみて0.25をひくので、代金は定価の0.75倍。
- ①3割=0.3、2分=0.02、5厘=0.005→0.325
- ②0.325×100=32.5(%)
- ③2割5分=0.25→代金は定価の1−0.25=0.75(倍)
- 3600×0.75=2700(円)
たしかめ ③値引きの額は3600×0.25=900円。3600−900=2700円で合う。2700÷3600=0.75(7割5分)。
よくあるまちがい
②とちゅうの0の位をとばして読む(4割7厘=0.407。4割7分=0.47とはちがう)。
③「2割引き」の代金をもとの0.2倍にしてしまう(0.2倍は値引きの額。代金は0.8倍)。
④3割引きで1400円のとき、定価を1400×1.3としてしまう(1400円が定価の0.7倍なので、1400÷0.7)。
②片方の比の1つの数にだけかけて、もう1つの数にかけわすれる。
③「C:B」のように順番がちがう比で、BとCを取りちがえる。
②3つの逆比を、並べかえるだけで作ってしまう(2:3:4の逆比は4:3:2ではなく6:4:3)。
③「Aの 23 とBの 34 が等しい」で、A:B= 23:34 としてしまう。
②和が変わらないのか、差が変わらないのか、一方が変わらないのかを見分けずにそろえる。
③聞かれているのが「はじめ」か「あと」かを取りちがえる。
教材のつくり
説明と例題 → 手助けつき(3段階のヒント)→ 自力 → 確認テスト → 数日あとにもう一度、の順で身につけます。まちがえたときは「どこでつまずいたか」を聞き返します。
| 段階 | 問題数 |
|---|---|
| 手助けつき練習 | 7問 |
| 自力の練習 | 9問 |
| 応用 | 5問 |
| 確認テストA | 6問 |
| 確認テストB | 6問 |
| 後日の確認 | 6問 |
関連する教材
先に学ぶとよい教材:比と比例配分
次に学ぶ教材:割合の応用①売買算と生活算
次に学ぶ教材:特殊算②平均算・年齢算・倍数算・相当算・分配算・消去算
同じ単元の教材:割合の基礎と三用法、比と比例配分、割合の応用①売買算と生活算(原価・定価・売価・利益・割引・料金)、割合の応用②濃度と食塩水(混ぜる・水を加える・蒸発・天びん図・面積図)、比例と反比例(表・式・グラフ・身のまわりの比例と反比例)
出典・この教材の範囲
この単元では、歩合(割・分・厘)、連比(2つの比を1つにまとめる・3つの量を分ける)、逆比(かけ算の答えが同じときの比・3つの量の逆比)、「Aの□とBの△が等しい」形の比、比の1つ分(①)を使う文章題と、倍数算の入口(和・差・一方が変わらないとき比をそろえる)をあつかいます。比の意味・比をかんたんにする・比例配分の基本は「比と比例配分」、売買損益は「売買算」、倍数算・相当算・年齢算の本格的な問題は「特殊算②」、速さと比の応用は「速さと比」、図形の相似と面積比は「平面図形③」であつかいます。4つ以上の量の連比や、比が何回も変わる倍数算はあつかいません。