地理⑥貿易と交通(貿易収支・輸出入品目・相手国・港と空港・国内の輸送・新幹線)
実際の統計で読む貿易と交通:貿易収支の変化・輸出入品目と加工貿易・相手国・成田と名古屋港・貨物輸送とモーダルシフト・新幹線と交通網
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この教材でできるようになること
- 貿易収支 のうつりかわりを読み取り、2011年・2022年の赤字の理由を説明できる
- 主な 輸出品・輸入品 と、加工貿易 から製品の輸入への変化を説明できる
- 主な 貿易相手国 と国ごとの取り引きの特色を説明できる
- 成田国際空港・名古屋港 など、港と空港の特色を読み取れる
- 国内の 輸送の変化 と モーダルシフト を説明できる
- 新幹線・高速道路・本州四国連絡橋 など交通網の発達と、高速道路と工業団地・物流の結びつきを説明できる
レッスンの内容
レッスン1 貿易収支と輸出入の品目
2011年31年ぶりの赤字・2022年過去最大/輸出自動車・輸入原油と機械類
めやす20分
レッスン2 貿易相手国と港・空港
合計・輸入中国、輸出アメリカ/成田は輸出入とも1位・名古屋港は自動車
めやす20分
レッスン3 国内の輸送
鉄道→自動車へ/船は重い物を遠くへ/モーダルシフト
めやす14分
レッスン4 交通網の発達
東海道新幹線1964年/北陸敦賀2024年/本四3ルート・青函トンネル/高速道路と工業団地・物流
めやす18分
例題を1問やってみよう
資料 日本の貿易額と貿易収支
| 年 | 輸出 | 輸入 | 貿易収支 |
|---|---|---|---|
| 1960 | 1兆4,596億円 | 1兆6,168億円 | −1,571億円 |
| 2010 | 67兆3,996億円 | 60兆7,649億円 | +6兆6,346億円 |
| 2011 | 65兆5,464億円 | 68兆1,111億円 | −2兆5,647億円(31年ぶりの 赤字) |
| 2022 | 98兆1,736億円 | 118兆5,031億円 | −20兆3,295億円(過去最大の 赤字) |
| 2025 | 110兆4,005億円 | 113兆3,301億円 | −2兆9,296億円(5年連続の 赤字) |
折れ線はグラフの11の年の値だけを結んだもの。間の年(2012〜2015年・2018〜2019年・2021年は赤字)はのせていない。1981〜2010年はずっと黒字
資料を見て答えよう。
①2025年の貿易収支は黒字・赤字のどちら?
- アどちらでもない
- イ赤字
- ウ黒字
②2011年に貿易収支が赤字になった主な理由は?
- ア自動車の輸出が2倍になったから
- イ東日本大震災のあと、火力発電の燃料の輸入がふえたから
- ウ原油の輸入がなくなったから
③2022年の赤字が過去最大になった理由として最も適切なものは?
- ア資源のねだんが上がり、円安で輸入額がふえたから
- イ貿易相手国が1か国にへったから
- ウ輸出額が1960年より少なくなったから
答えと解き方を見る
答え ① イ 赤字 ② イ 東日本大震災のあと、火力発電の燃料の輸入がふえたから ③ ア 資源のねだんが上がり、円安で輸入額がふえたから
わかっていること 2025年−2兆9,296億円。2011年−2兆5,647億円(31年ぶり)。2022年−20兆3,295億円。
考え方 ①輸入113.3兆円>輸出110.4兆円。②原子力が止まり、火力の燃料(LNGなど)の輸入がふえた。③資源高と円安で輸入額が大きくふえた。
- ①輸出−輸入がマイナス
- ②2011年→震災→燃料
- ③2022年→資源高・円安
たしかめ 地理⑤の電源構成とつながる。
よくあるまちがい
教材のつくり
説明と例題 → 手助けつき(3段階のヒント)→ 自力 → 確認テスト → 数日あとにもう一度、の順で身につけます。まちがえたときは「どこでつまずいたか」を聞き返します。
| 段階 | 問題数 |
|---|---|
| 手助けつき練習 | 7問 |
| 自力の練習 | 10問 |
| 応用 | 5問 |
| 確認テストA | 6問 |
| 確認テストB | 6問 |
| 後日の確認 | 7問 |
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出典・この教材の範囲
数値は、財務省「貿易統計」(2025年は確々報、2026年3月公表。確定値は2026年11月ごろ)、神戸税関「全国港別貿易額表」、東京税関・名古屋税関の資料、外務省「国・地域基礎データ」、国土交通省の輸送統計(分担率は4つの統計から計算)、鉄道建設・運輸施設整備支援機構・JR各社の資料などによるものです。中国との品目は外務省のページの年(2021年)のものです。地図は国土数値情報とNatural Earthを加工して作りました。