地理⑤資源とエネルギー(輸入先・自給率・電源構成・発電所の立地・再生可能エネルギー)
実際の統計で読む資源とエネルギー:輸入先と中東依存・自給率と石油危機・震災後の電源構成・発電所の立地・再生可能エネルギー・世界の資源
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この教材でできるようになること
- 原油・LNG・石炭・鉄鉱石の 輸入先 と 中東依存 を説明できる
- 一次エネルギーと 自給率 のうつりかわりを 石油危機 と結びつけて読み取れる
- 電源構成 の変化を 東日本大震災 と結びつけて読み取れる
- 火力・水力・原子力・地熱 の発電所の立地と理由を説明できる
- 再生可能エネルギー のよい点と課題を説明できる
- 世界の 資源の産出国 と国ごとの 発電の特色 を読み取れる
レッスンの内容
レッスン1 資源の輸入先
原油=中東(UAE・サウジ)/LNG・石炭=オーストラリア/中東依存9割以上
めやす16分
レッスン2 エネルギーのうつりかわり
石油危機と多様化/自給率約16%/震災後の火力と原子力
めやす22分
レッスン3 発電所の立地と再生可能エネルギー
火力は臨海・水力は山・原子力は人口の少ない海岸・地熱は火山/太陽光とFIT
めやす20分
レッスン4 世界の資源とエネルギー
原油アメリカ・ロシア・サウジ/石炭中国/フランス原子力・ノルウェー水力
めやす14分
例題を1問やってみよう
資料 日本の資源の主な輸入先
| 資源 | 1位 | 2位 | 3位 | 年 |
|---|---|---|---|---|
| 原油 | アラブ首長国連邦 43.2% | サウジアラビア 39.6% | クウェート 6.1% | 2025年 |
| 液化天然ガス(LNG) | オーストラリア 39.7% | マレーシア 14.8% | ロシア 8.9%(JETRO) | 2025年 |
| 石炭 | オーストラリア 66.7% | インドネシア 15.1% | アメリカ 6.7% | 2025年 |
| 鉄鉱石 | オーストラリア 55.1% | ブラジル 32.5% | カナダ 7.3% | 2024年 |
| 項目 | 数 | 年度 |
|---|---|---|
| 原油の 中東依存度 | 95.9%(過去最高) | 2024年度 |
| 原油の 中東依存度 | 67.9% | 1987年度 |
| 原油・石炭・天然ガスの 輸入依存度 | 原油・石炭 99.7%(2024年)、天然ガス 98.0%(2024年度) | 2024年 |
| 石油の 備蓄 | 208日分 | 2025年12月 |
石灰石は国内でほぼ自給できる(産業技術総合研究所の資料)。石油の国内生産は0.5%未満
資料を見て答えよう。
①地図のA〜Eのうち、原油の輸入先の1位と2位の国の組み合わせは?
- アC・D
- イA・B
- ウB・E
②石炭と鉄鉱石のどちらでも1位の国は?
- アD(インドネシア)
- イE(ブラジル)
- ウC(オーストラリア)
③原油の中東依存度が1987年度より2024年度のほうが高いことから言えることは?
- ア中東の争いなどのえいきょうを受けやすくなっている
- イ原油の輸入量が1987年度の2倍になった
- ウ日本の原油の自給率が上がった
答えと解き方を見る
答え ① イ A・B ② ウ C(オーストラリア) ③ ア 中東の争いなどのえいきょうを受けやすくなっている
わかっていること 原油:UAE 43.2%・サウジアラビア39.6%(2025年)。中東依存度67.9%(1987年度)→95.9%(2024年度)。
考え方 ①Aアラブ首長国連邦・Bサウジアラビア。②Cオーストラリアは石炭66.7%・鉄鉱石55.1%。③依存度は「割合」なので、量がふえたとは言えない。
- ①表の原油の行→地図の国
- ②石炭と鉄鉱石の1位
- ③割合が高い→1つの地域にたよる
たしかめ 割合の資料から「量」はわからない。
よくあるまちがい
教材のつくり
説明と例題 → 手助けつき(3段階のヒント)→ 自力 → 確認テスト → 数日あとにもう一度、の順で身につけます。まちがえたときは「どこでつまずいたか」を聞き返します。
| 段階 | 問題数 |
|---|---|
| 手助けつき練習 | 7問 |
| 自力の練習 | 9問 |
| 応用 | 5問 |
| 確認テストA | 6問 |
| 確認テストB | 6問 |
| 後日の確認 | 6問 |
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出典・この教材の範囲
数値は、資源エネルギー庁「エネルギー動向(2026年版)」「2024年度エネルギー需給実績(確報)」「日本のエネルギー2025」、財務省「貿易統計」(内閣府・JETROの資料をふくむ)、JOGMEC、日本風力発電協会、IEA・USGS・国連の統計、Ember(外国の発電の割合)などによるものです。年と年度(4月〜翌年3月)を区別 しています。2010・2013年度の発電の割合は発電量から計算しました。地図は国土数値情報とNatural Earthを加工して作りました。